電気工事士を目指す為に知っておきたい事

資格試験を突破する勉強法とは

■電気工事士の資格試験について
電気工事士とは、一般の住宅家屋を含め、ビルや工場、商店などの電気設備を安全に工事するために必要な資格です。電気工事士には、第一種と第二種の2種類の資格があり、第二種電気工事士は、600V以下の一般住宅や店舗などで工事を行うことが出来ます。

第一種電気工事士は、自家用電気工作物(マンションや工場、ビルなど)の需要設備で最大電力が500kW未満のものと、一般用電気工作物の工事を行うことが出来ます。電気工事士の試験は、国籍・年齢・性別問わず誰でも受験が出来る国家資格の一つで、年に2回実施され、毎年10万人の人が受験をしています。

■筆記試験で合格するために必要なこと
筆記試験は、四肢択一のマークシート方式で、50問が出題され合格基準は6割以上とされており、筆記試験の合格者は、その年と次の年の2回、技能試験に挑戦する権利が与えられます。第二種電気工事筆記試験では、計算問題が10問(20点)、法規、法令が2問(4点)、図記号が10問(20点)、鑑別が14問(28点)、その他が14問(28点)で出題されることが多いです。

筆記試験全体の2割を占めている計算問題は、全て取れなかったとしても合格ラインに到達できるため捨ててしまう人もいますが、中学校1年生レベルの簡単なものも2~3問出るため、その部分だけでも勉強しておいたほうが後々楽になります。法規、法令に関しては点数も4点と少ないため、こちらに力を入れるのであれば写真鑑別や図記号に力を注いで満点を目指すと良いでしょう。その他14問のうち、配線図の問題は多くの人を悩ませる問題ですが、これが理解できないと次の技能試験を合格することが出来ないのでこの時に頑張って覚えておきましょう。

第一種電気工事筆記試験は、第二種に比べると出題科目の範囲が非常に広く、電気に関する基礎理論が4~6問、配電理論および配線設計が3~5問、電気応用が1~2問、電気機器・蓄電器・配線器具・電気工事の材料及び工具並びに受電設備が7~12問、電気工事の施工方法が3~5問、自家用電気工作物の検査方法が3~5問、配線図が10問、発電設備や送電設備の基礎的な構造及び特性が3問と多岐にわたっています。一番試験者を苦しめるのが高圧設備の名称や配線図で、第二種と違い普通の生活では見ることが無い部分なので、ひたすら1ヶ月ぐらいはここに力を入れて暗記してしまいましょう。

計算問題も10問程出てきますが、半分ぐらいは第二種の出題範囲とかぶるのでその部分は取れるようにしておきましょう。法律や基礎理論に関しては、似たような問題が出ることも多いので過去問を丸暗記するのが良いでしょう。試験合格には第一種、第二種両方とも、過去問をひたすら解き、問題集で理解して覚える、ということを繰り返すことで合格点に到達することが出来ると思います。

■技能試験で合格するために必要なこと
技能試験は、事前に第一種であれば10問、第二種であれば13問の課題が発表され、そのどれかが試験に出るようになっているので、全ての課題を時間内で完成させられれば合格出来てしまいます。

第一種、第二種の両方の技能試験に言えることですが、一番重要になってくるのは配線図の理解です。単線図から複線図にどんな問題でも自分で解けるようにならなければ合格は非常に難しいです。逆に複線図が自分で書けるようになってしまえば、作業内容が写真付きで乗っている技能試験対策本が出ていますので、それを見ながら毎日1課題ずつ行っていけば1ヶ月もあれば合格レベルのスキルまで到達できると思います。

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